いじめのニュースを目にするたび心が痛む。
ニュースになるくらいだから事態は重く、
そのほとんどはいじめではなく犯罪である。
学校や教育委員会が「いじめ」があったかを検証するが、
なんと不毛な試みだろう。
人は少しふさぎ込んで、
誰かの「おはよう」の挨拶に返さないことがある。
好きな子に振り向いてもらいたくて、
ちょっと意地悪をする。
相手は気分を害し、
気の弱い人は傷ついてしまうかもしれない。
それでも、これらは
傷害や暴行、恐喝、強要、名誉棄損とは違う。
「ブラック企業」しかり。
規制を超えた長時間労働や賃金の不払い、
パワーハラスメントはそもそも違法なのだ。
暗い現実を直視し、
的確に表現する勇気に委す。(吉松)