59. 運がいい

パナソニック(松下電器)の創業者、
松下幸之助は入社希望の学生に
よく「あんた、運はええかね」と尋ねたと云う。

「運が悪い」と答えた面接者は、
「入学試験では志望校を落ちたし、今日も電車が遅れたし、」
と不幸に敏感で、
ミスを他人の所為にし、
周囲への感謝の念が薄いと判断されたようだ。

松下翁は、父親が破産し、
小学校も卒業できずに自転車屋に奉公に出され、
さらに病弱でもあった。

世間的には不遇であるが、
それをプラスに転じ、
大きな成功をつかんだだけに、
自分を「運が悪い」と評する社員が不思議だったのだろう。

塾業界では、偏差値35ぐらいから驚異的に成績を伸ばし、
有名大学に合格するいわゆるビリギャルは珍しいことではないそうだ。
彼らの共通点は「運が良い」と信じていること。が、
思い込みが強過ぎると運頼みで勉強がおろそかになり、
結果が出ないという。
「勉強した分だけは報われる」中庸な意識が受験には有効である。

ミスユニバース日本代表を育てる美容コンサルタントの中野ちさとさん。
食べ物や運動など人一倍、健康的な生活を実践していたのにガンを患い、
回復した。過酷な運命であるが、
「ガンになって良かったのは、
毎日を真剣に生きるようになった」と笑顔で話してくれた。

確かに努力しても結果が出るとは限らない。
しかし、努力は自分を成長させ、
強くすると信じて生きることぐらいは
「運のない人」にもできるだろう。(山口)

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