全国的にエスカレーターの左右どちらかを空け、片側に立つ人が多い。
ひどいときは一方ががら空きで、立ち止まる側に長蛇の列ができている。
おそらくエスカレーターを歩く人への配慮だろうが、ロンドンでの実験によると空けていることによるメリットはほとんどないそうだ。
つまり、混み具合に関係なく両方にどんどん人が乗って、歩かず立ち止まっているのが全体の稼働率がもっとも高い。
たいていの場合はエスカレーターの稼働率はおよそ半分になっているわけで、安全面や設備への負担も大きい。
組織でも、今となっては意味のないルール、しきたり、習慣が必ずある。
思い切って見直してみると驚くほど仕事がしやすくなる。(吉松)