76. 働き方の質を高める改革とは

官邸や厚労省の旗振りで、「働き方改革」が叫ばれている。

実際は長時間労働の抑制と休日取得の促進に終始し、先行きには一抹の不安もよぎる。

そういえば、昔はゆとり教育というのがあった。

従来の詰め込み教育の振り子が大きく反対に振れ、学習時間が大胆に抑制された。

その世代が社会に出て、本人のあずかり知らぬところで「ゆとり世代」と揶揄されている。

「働き方改革」も単に労働時間の削減だけでは、ゆとり教育の二の舞になる可能性を秘めている。

まずは生産性向上と快適な職場づくりが本来である。

国を率いるリーダーがこれまで以上に短い時間で、いい仕事をするのが最も効果的な施策となる。

(吉松)

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