22. 共感してから励ます

子どもは元気だ。

そこいらじゅうを走り回ってよく転び、
よく泣く。

こんなとき「大丈夫。痛くないよ」と言って慰めるのは、
あまり効かない。

「うん、痛かったね。びっくりしたよね」と、
いったんは子どもの気持ちになって共感する。

それから子どもが泣き止むタイミングで
「偉いね。強い子だ!」と言って認めてあげると、
子どもは案外ケロッとしているそうだ。

いったん誰かに感情を受け止めてもらうことが
大きな安心感につながるのだろう。

実際には子どもに限らない。

私たち大人もつらい気持ち、
悲しい気持ち、
怒りの感情、
さみしい思いを誰かに受け取ってもらうと、
それだけで少しほろっとして励みになる。

もし誰にも受け取ってもらえなければ、
せめて自分だけはしっかりと自分の感情に向き合って、
認めてあげるのはどうだろうか。

きっと人に共感する練習になるはずだ。 (吉松)

関連記事

  1. 91.100パーセントでのぞむ

  2. 94.新入社員になる皆さんへ 「頭のいい?」先輩には気を付けよう

  3. 11. コミュニケーションとは(その2)

  4. 20. 魔法のアイコンタクト

  5. 16. 研修の評価について(その2)

  6. 90.人望と改革

  7. 88.魚は頭から腐る

  8. 12. 人を育てる技術—メンタリング!

  9. 37. 立つより返事

最近の記事

PAGE TOP