この頃、職場でも家庭でも大声を出して他人を叱責している人は滅多にいない。
上司や先生も優しくなって、ハラスメントはなくなり、成績も伸びれば、「めでたし、めでたし」なのだが、現実はそれほど甘くはない。
「怒り」は人間の本来の感情であり、自分を成長させるエンジンである。
しかし、それはコントロールすることが必要であり、そのスキルがアンガーマネジメントである。
相手が違うと怒らなかったり、怒る基準が一定ではないと、周囲からは、気分によって怒っているように見え、正しくタイミングよく怒らないと効果がない。
誰でも褒められたいが、褒められると特別にうれしい相手がいる。間違ったときには確実に叱責してくれる上司もその一人だ。
部下のやる気を引き出すためにもアンガーマネジメントは学ぶ価値がある